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2010/03/23

シンガー脱退後も健在、新作をリリース

バンクーバーの冬季オリンピックに出かけたスポーツ・ファンは目を見張った。ロブソン・ストリートでバスキングをしていたのは本当にカナダが誇るひねくれポップ・ロッカー、BARENAKED
LADIESだったんだろうか? その通り。この2,3年の間バンドにとって多くの大変動があったが、たしかに状況はそれほど悪くなかったようだ。

実際、3/23にカナダで、3/30にアメリカでニュー・アルバム『ALL IN GOOD TIME』が発売されるのに合わせたこうした人目を引く行為は、バンドの80年代後期のスタート時を思わせる。彼らは最初、トロントのホームタウンの通りで演奏して注目を集めたのだ。

「バンドの再生であり、復活なんだよ」と2009年2月に以前のシンガー兼ギタリストのSTEVEN
PAGEが脱退して以来リード・ボーカリストを務めているED ROBERTSONは言う。「これは僕たちが20年間真剣に打ち込んできたものだった。死に絶えさせるつもりはなかったよ」

PAGEは2008年に子供向けアルバム『SNACKTIME!』(全米で111,000枚のセールスを記録)の発表直前にコカインの所持で逮捕され、その後バンドを脱退した。

多くの人々がPAGEをバンドの要だと思っていたが、ROBERTSONは新作で14曲中9曲を作曲し、自ら歌っている。マルチ・インストゥルメンタリストのKEVIN HEARNとベーシストのJIM CREEGGANもボーカルを取った。リード・シングル「YOU RUN AWAY」はPAGE脱退のことを歌っているのかもしれないが、音楽的にバンドは彼の脱退になんの影響も受けていないようだ。

また、彼らは2009年にネットワーク・ミュージック・グループ社長でマネージャーだったTERRY MCBRIDEと袂を分かった。彼は1998年に360万枚を売ったアルバム『STUNT』でバンドをアメリカでブレークさせるのを手伝った人だった。

その代わり、彼らはCAM 8のJORDAN FELDSTEINと契約し、新作をバンド自身のレーズン・レコーズから発表することにした。4/6からカナダ・ツアーがスタートする。

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